クラウディア・ジャネット・ビルクホルツのコンサートは、サウンドアートにはじめて触れる人たちに豊饒な体験をもたらす。現代音楽を知り、その価値を認めている人たちに聴取の快楽を与える。グランドピアノ、小さなトイ・ピアノ、電子楽器、付加楽器、あるいは楽器を使わない場合でも。贅沢にアレンジされ、じっくり考え抜かれ、徹底的に演出されたコンサートプログラムにおいて、彼女は響きに生命を吹き込む。完璧な技術と創造的な知性、深い音楽観を持つ演奏は、聴衆の心を揺さぶる。
ソロコンサート
アレクサンドル・スクリャービンやアーノルト・シェーンベルクの有名作品、ジョン・ケージ、ジェルジュ・リゲティ、カルルハインツ・シュトックハウゼン等の偉大な現代芸術家の作品。エルヴィン・コッホ=ラッヘル、トーマス・ロイブリ、ハンス・オッテによる委嘱作品、あるいは自作の作品:クラウディア・ジャネット・ビルクホルツは現代音楽の全射程をカバーする。芸術家的な情熱と卓越した個の力を混然とさせ、インスピレーションを受けた彼女が、いまここに現れる。
ディスカッション・コンサート
好奇心クラウディア・ジャネット・ビルクホルツの芸術作品の偉大な原動力は、現前しないもの、未踏のもの、演奏されたことのないものへの好奇心である。そのため彼女は自己の芸術の外側にアンカーを降ろし、サイエンス、ビジネス、カルチャーを音の体験と結合させる。興味深いゲストたちとのディスカッション・コンサートでは、啓示的なトークと音楽が繰り広げられる。新しい認識に満ちた刺激的なフォーマット。
プログラムコンサート:
レパートリーからの抜粋
個別には知られうるノイエ・ムジークでも、実際には文脈のなかでしか理解されないものもある。クラウディア・ジャネット・ビルクホルツはプログラムコンサートに大きなテーマを設定し、聴衆に格別な理解を提供する。”アヴァンギャルト100年”、”夜の響き””知覚の冒険”:様々な芸術作品とそのパサージュからなるプログラムは、聞き手を別世界へと誘う。情熱的で、感動的で、啓発的。
電子音楽
(Unter Strom)
シンプルに魅惑する美的な音のイメージピアノと電子機器のための作品のレクチャーコンサート – アナログ音楽と電子音楽のスリリングなディアローグ。
作品(抜粋)
ルイージ・ノーノ (Luigi Nono)
…苦悩に満ちながらも晴朗な波… (Sofferte onde serene) (1975–77)
ゲオルク・フリードリヒ・ハース (Georg Friedrich Haas)
影絵芝居 (Ein Schattenspiel) (2004)
ハンス・オッテ (Hans Otte)
ピアノとテープのためのフェイス・トゥ・フェイス (Face à Face für Klavier und Tonband)
夜の響き
(Nachtklänge)
夜、見慣れたものが見知らぬものになる。夜のサウンドスケープ・コンサート – アーノルト・シェーンベルク、ハインツ・ホリガ—、ジョージ・クラム(他)。
作品(抜粋)
細川俊夫 (Toshio Hosokawa)
夜の響き (Nachtklänge) (1994)
ルイージ・ダラピッコラ (Luigi Dallapiccola)
アンナリベラの音楽帳 (Quaderno Musicale di Annalibra für Klavier) (1952)
ジョージ・クラム (George Crumb)
リトル・ミッドナイト・ミュージック (A little midnight music) (2001)
アヴァンギャルト100年
(100 Jahre Avantgarde)
20世紀と21世紀の音楽の発展と革新アヴァンギャルト100年の音楽旅行 – アレクサンダー・スクリャービンからクリストフ・ヘルンドラー(他)。
作品(抜粋)
ヘンリー・コーウェル (Henry Cowell)
歓喜 (Exultation) (1919)
ジョージ・クラム (George Crumb)
クリスマスのための小曲集 (A Little Suite for Christmas A.D.) (1979)
クリストフ・ヘルンドラ (Christoph Herndler)
ヴァリエーション厳格な変奏曲 (Variations sérieuses varation) (2009)
ノッシング・イズ・リアル
(Nothing Is Real)
非現実的なものの魅力と戯れるコンサートピアノ、トイ・ピアノ、ライブ・エレクトニーク – 特にルイ・アンドリーセンとアルヴィン・ルシェの作品とともに
作品(抜粋)
カールハインツ・エッスル (Karlheinz Essl)
Sequitur (2008)
エルヴィン・コッホ=ラファエル (Erwin Koch-Raphael)
コンポジション第67番(トイ・ヴァリエーション)(Compositions no. 67 (Toy Variations)) (2010)
ジュリア・ウルフ (Julia Wolfe)
イースト・ブロードウェイ (East Broadway) (1996)
水についての全てのこと (All About Water)
水は生命の源 – そして音楽において刻まれたライトモチーフ:エトガー・アラン・ポー、ルチアーノ・ベリノ、中村典子(他)の重要なテクストと音楽作品によるレクチャーコンサート。
作品(抜粋)
ジョン・ケージ (John Cage)
水の音楽 (Water music) (1952)
ヴィオレタ・ディネスク (Violeta Dinescu)
マラトンの戦場 (Schlachtfeld von Marathon) (2011)
ティエリー・ユイレ (Thierry Huilett)
七つの俳句 (Sept Haiku) (2011)
おもちゃの楽しみ
(The Joy Of Toy)
ここではトイ・ピアノが中心となる:おもちゃのピアノのために作曲された最初の作品群から今日的音楽世界の確立までの旅行。
作品(抜粋)
ジョン・ケージ (John Cage)
トイ・ピアノのための組曲 (Suite for toy-piano) (1948)
クリストフ・ヘルンドラー (Christoph Herndler)
トイトイトイ (toytoytoy) (1998)
クラウディア・ビルクホルツ (Claudia Birkholz)
ナンカキイロイ チョットミドリ (Something yellow - and a little bit green) (2007)
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